便秘症は、こどもさんにも、とても多い病気です。
便がなかなかでなかったり、出る時に肛門がいたかったりして、辛い思いをしておられる
おこさんやご家族は少なくありません。
また、便秘症は、十分な治療が行われないと、どんどんと悪化してしまうことがある病気ですが、
正しく診断・治療をすれば比較的すみやかに克服できる病気でもあります。
私たち「小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン作成委員会」は、便秘のおこさんやご家族に
こどもの便秘症の正しい治療をご理解いただくために、パンフレットを作りました。
このパンフレットは、こどもの便秘症についての基礎的な知識を持っていただくためのものです。
実際の便秘症は、患者様によって一人一人異なりますから、あなたのお子様に対して、
このパンフレットに書いてあることが必ずあてはまるというわけではありません。
ですから、便秘症の診断・治療に際しては、必ず医師を受診して、その指導のもとに実践するようにしてください。
このパンフレットを読んだだけで、自己判断の治療を行ってはいけません。

便秘症は必ず医師に相談すべき病気なのです。

便秘のおはなし:すぐに読んでいただきたい簡単なパンフレット
こどもの便秘:時間のある時にじっくり読んでいただきたい詳しいパンフレット
排便日誌:医師に相談する時に役立てていただきたい日誌をみることができます。

このパンフレットで基礎的な知識を得ていただき、また、医師の指導をうけて、
お子様がすみやかに便秘の苦痛から解放されることを願ってやみません。